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作:
翼馬
主人公(アイ)は、何もない暗い小さな部屋にいた。
記憶をなくし、自分がアイという名前だったことすら覚えていない…。
ただ覚えていることと言えば、この部屋に入る前に、
事故にあったということ。
それでも自分の名前がアイということだけはわかる。
それはずっと一人の男性が、部屋の外から私を呼んでいたから。
『アイ…聞こえるか?』
『アイ…目を覚ましてくれ…。』
『アイ…アイ…アイ…』
その男性の声は休むことなく、ずっと聞こえてくる…
顔もわからない…どこから話しているかもわからない…
ただ声が聞こえてくるだけ…。
それに私がどれだけ叫んでも、その人には届いていない…。
私は…死んでしまったのかな?
でも生きていた記憶すらないのに…
一体…この声の男性は誰?
私は『アイ』っていうの?
誰か…教えて……
~プロローグ~
これは、
事故にあって意識がなくなってしまった女性『アイ』の心の中の物語。
心の中で小さな部屋に閉じ込められている『アイ』は、
そこで二人の女性に出会う。
そう…その二人も『アイ』である。
過去を知る『アイ』と、未来を知る『アイ』。
その二人が、何も知らない『アイ』に自分の全てを話す。
しかし、
二人の愛している男性は、違っていた。
過去の『アイ』が愛する『トウマ』という男。
未来の『アイ』が愛する『マサヤ』という男。
現在の『アイ』に聞こえてくる男の声は、二人の男のどちらなのだろうか…
果たして『アイ』は記憶と意識を取り戻し、
声の主の男性の元に行くことができるのだろうか…。
これはそんな3人の『アイ』の会話文だけで繰り広げられる、
自分探しの愛の物語。
アイ=現在の『アイ』
K=過去の『アイ』
M=未来の『アイ』
※この小説(ノベル)"私が出会った二人の私"の著作権は翼馬さんに属します。
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