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文化祭の準備>営業。
とりあえずはこうだ。
ともあれ、文化祭は大事だけどこっちから言わせて見れば営業は仕事だ。
と言った理由で俺達は今ちゃんと営業中。
とは言いつつも、沢村さんの加勢が加わり。
2日目の慣れと余裕からか、まだ皿を割るなどのミスは目立ったものの、なにとなく2日目も終わりを向かえて、今は片付けの時間に入っている。
「・・・・・・とにかく、お疲れ様でした。文化祭の準備で疲れもあるだろうけど、頑張ってください」
とりあえず集めて俺がそんな言葉を言うと、洸は少しだけ笑って言う。
「正直な話、こっちに比べたら文化祭の準備なんて屁みたいなもんだぜ?」
そう言う洸に、学生達が頷く。
確かに、考えても見れば学園祭の準備とは違った精神を使うんだろうかな?
「・・・・・・」
そんな中で、何か浮かなさそうな顔をしている先輩が1人。
「由希先輩、どうしたんですか?」
「・・・ん?いや、何か向こうにずっと店の中を様子見している奴が」
そう言われて、指差した方を見ると・・・。
「ぁ、なんか居るねー。動物に例えると臆病なリス」
沢村さんがなんか言い出す。確かに見た感じはそれっぽい気がしなくも無い。
小柄な女の子で、少し内気っぽさがなんとなく出てる。
「・・・ちょっと声かけてきてみるよ、何か困ってるのかもれないし」
そう俺は言って、出入り口のほうに向かう。
俺が向かっているのが見えたのか、彼女は少しだけ微笑んでいる。
外に出ると、少しだけ蒸したような暑さが襲ってきた。
あたりは暗く、人通りも少ないわけで、この子は今更こんな時間に何の様があったのだろうか?
「えと、どうかしたの?」
「ぁ・・・・こんばんは。有里さんですよね?」
ニッコリと笑って、礼儀よくお辞儀をしてくる。俺の周りに居る人の中では秋さんが一番近いタイプだろうか?
それにしても顔立ちが整っているのになんと言うか・・・地味?
「・・・有里さん、今私を地味って思いましたね」
「ぇ?!」
「私は一応有里さんと同じクラスなんです。でも知らないでしょ?それは私が地味だから悪いんです。ごめんなさい」
違う!この子は秋さんとは違う!俺の周りにも居ないタイプの子だった!
「そんなことは無いよ・・・顔だって整ってるしさ。俺の周りには濃い人が多すぎるから・・・」
とりあえず周りの人のせいにしておけばいいか。
「それは私が薄いってことですね?そうですね?そーなんですよね?薄いって事は地味ってことですか?ごめんなさい」
だ・・・だめだ。俺この子とまともに話をできる自信が無い。
「ぁ・・・すいません。私、何故か急に謝りたくなる病気かもしれません。ごめんなさい」
「・・・と、とにかく誰かに用があったんじゃないのかな?そこで待っているみたいだし」
「はい。有里さんをお待ちしておりました」
俺を?何か俺フラグが建つようなことしたかな?
「これ、あなた宛の手紙です。届けるように頼まれました」
・・・手にあるのは5通の手紙。しかもどれもこれもハートやらピンクやら異性を思わせるものばかり。
これはもしや・・・。
「態々ありがとう・・・。えと、全部俺宛?」
「そうです。1年生から3年生まであります。罪な人ですね」
やばい。これは嬉しい。
「では、私の仕事は終わりましたのでこれにて。ぁ、あと言い訳でも考えておいたほうがいいかもしれません。後ろに修羅が立ってますよ?」
・・・なんとなく予想はできた。俺の後ろには今、俺の顔1つ分+aくらいの背しかないはずの人が立っているんだろう。
だが、この気配は・・・ッ!背後に立っているのは2mもあるかもしれない巨漢が立っているんじゃないだろうか?そんな気がした?
「・・・嬉しそうだな。準也。そりゃそうだよなぁ・・・。「濃い」人じゃなくて普通な人から沢山そんなもの貰って」
ぁ、この人自分が濃いって自覚あるんだ。
「まぁ、何はあれ・・・だ。今からちょっとお話でもしようぜ準也。今日は寝かさないからな?」
可愛い声で言ってくる。普段の先輩か、顔を紅くして俯くか上目遣いの状態なら俺は間違いなく押し倒す。
が、今は間違いなく押し倒されそうだ。討伐のほうの倒す・・・の意味で。
なにはともあれ・・・。
俺はこのあと、丁寧にも5通すべての人に断らないと殺す。
と脅されて、しぶしぶ全員断ったのは別の話・・・。
好みの子居たのになあ・・・・。
あとがき
まず始めに。ごめんなさい。
まず、これの更新がものすごい期間していなかったことについてです。てかそれについてしかないですゴメンナサイ。
久しぶりすぎてキャラに違和感があるかもしれませんが、とにかく更新を再開したいと思います。たぶん色んな人もう見るの止めてるだろうけどさ。
まだ見ててくれてたり、更新に気づいた人へ。
長らくお待たせしてすみませんでした。
※この小説(ノベル)"岸峰喫茶南本店"の著作権は東雲 封さんに属します。
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