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Boy Can… (執筆中)

作:Techthrone / カテゴリ:ノンフィクション / 投稿日:'10年2月15日 13:18
ページ数:12ページ / 表示回数:3611回 / 総合評価:1 / コメント:4件

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第十一章~深い思い~

 バスが発車した。加奈子と一緒の時は、きまって、左側の前から3番目の席に二人で座ることにしている。ちなみに、僕は窓側だ。
 自分一人の時は、一番後ろのど真ん中に座るのだが、今日は仕方ない。
 網膜にうつる景色はいつも変わらないが、何処か自分の心とシンクロしていた。
 有名な某スーパーと某デパートに挟まれた、個人経営のこじんまりとしたお弁当屋さん。
 これが見えたらアナウンスは決まって言う。「つぎはー、高田の馬場~高田の馬場~」
 何故か僕には「高田の馬場」という響きが歪に聞こえる。以前からそうだ。この瞬間だけ聴覚が無くなればいいと思う。
 あの満開の桜も、徐々に葉を落とし始める。そう、葉なんて、一枚落ちても二枚落ちても、桜以外には問題ではないのだ。
 僕の心の崩れる音も同じなのではないのだろうか? ふとそんなことを思うとうっすら涙が出てきた。
「どうしたの?」
 加奈子だった。
「え? 何が?」
 声まで泣いているせいか変になる。
「悲しいことあったの?」
 そんな聞き方をされても、加奈子はもう解っているのだろう。
 だから敢えて言う必要性もない。
「いや、目にゴミが入っちゃってさ」
 笑いながら言ってみたが、クスッと笑われてしまった。
 嘘を吐くのが下手すぎるのだ。
 学校に着いた。加奈子が無言で渡してくれたハンカチで涙を拭き、そっと返した。
 しかし、今日という日が教室を戦場と化してしまうとは、未だ知らなかった……
 着席。机や椅子には問題はない。いつも確かめている。
 一限の理科が終わり、休み時間。僕は自習に励んでいた。
 すると背後から高林が声をかけてきた。
 「昼休み、算数教えてくれない?」
 「ああ、いいよ。算数なら任せて!」
 「ありがとう」
 そして、算数(鳥部担当)4限が終了し、昼ご飯になる。
 今日のおかずは大好きなポテトサラダだ。ハンバーグも入っている。
 そんな弁当を素早く食べ終え、高林の所に向かった。黒い影が背後にいるとも知らず。
 「高林、ここは線分図だよ」
 「線分図って何?」
 「じゃぁ、手本で書いてみるから、真似してみて」
 「ああ、解りやすい! じゃあ、問二も同じかな?」
 「うん。線分図が理解できればこの十問は全部出来るよ」
 「ホッちゃん、問四わからない」
 「これは貯金の問題でしょ? 弟の方が30円貯金が少ないわけだから、合計金額にワザと30円足して2で割ると、兄の分がでるんだよ」
 「え? じゃぁ、その答えから30円引けば弟の貯金?」
 「そうそう! バッチリじゃん!」

 予鈴が鳴った。
 「又解らないところあったら言ってね」
 「うん。ありがとう」
 椅子に座った。その瞬間、天地がひっくり返り、僕は床に叩きのめされ、山口達に左胸を蹴られた。
 もう、無理だ。どうにでもなれ。心が痛い。普通じゃない心の叫び。
 高林が飛んできた。
 「カシャ!」
 カメラのシャッター音。加奈子だった。
 「先生に言ってくる!」
 「先生ならここに居るぞ。加奈子。どうした?」
 「鳥部……どうしたもこうしたもないでしょ!?なんでアンタとめないの!」
 「お前は学校で携帯電話を使ったんだ。没収だ。」
 僕は高林とその他クノイチに救助された。
 まだ、腕と足を殺られていなかっただけいい。
 「加奈子の携帯は取らないでくれ」
 僕は鳥部に頼んだ。
 「駄目なものはダメだ」
 「あいつは悪くないんだよ。虐めの証拠を取ってくれたんだよ。」
 「ホッちゃんの言うとおりだよ!」
 「は? 虐め? 何のこと? お前、山口とじゃれ合っていたんじゃないのか? 先生にはそうみえたなー」
 キレた。ガマンの限界だ。僕は知らず知らずのうちに、殴りかかった。
 「やめろっ!」
 拳が止まる。そこにいたのは、国語担当の、清水先生だった。
 「事情は分からないけれど、堀内、絶対に手だけは出しちゃダメだ!」
 「じゃあ、俺はどうしたら良いんですか? 勉強すれば虐められるし、体育の時間、頑張ってサッカーやろうとしたら、みんなよってたかって、僕を蹴った。勉強を高林に教えている隙に、椅子は破壊される。先生がとめなくて、拳がこの鳥部に当たっていたとしても、なんともないだろうに。こいつは、散々僕をいたぶってきたんだ。清水先生! どうしたらいいんですか!? 僕は清水先生しか信じられないんだ!」
 「高林、加奈子、今の堀内の話は本当なのか?」
 「本当だよ」
 「責めた先生が悪かったな。鳥部先生、高林・加奈子・山口・堀内と一緒に職員室まで来てください。」

※この小説(ノベル)"Boy Can…"の著作権はTechthroneさんに属します。

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この小説(ノベル)へのコメント (4件)

ウィティ

'10年2月15日 14:36

こんにちは、ウィティです。第二章まで読みました。

ノンフィクションの交じった作品ということで、今後、ゆっくりと腰を据えて読みたいと思います。
まず、冒頭部としては、問題提起に当たる描写が明確になされており、続きを読みたいという気分にさせてくれます。主人公の孤独もやや直接的で一本調子ですがきちんと描かれており、感情移入がしやすい作りになっています。
おそらくこの後、学校や職員室の風景や今回はさらりと描いた家庭の問題などが徐々に肉付けされてくるのでしょうが、そういった描写が主人公の成長とともに、期待大です。

失礼ながら、評価は完結の折に。続きをとても楽しみに致しております。(ウィティ

Techthrone

'10年2月15日 17:01

コメント有り難うございます。
一日一章! そういうことわざがあります←ねーよ(笑
頑張っていきたいと想うのでこりずによろしくです!

鬼怒

'10年2月15日 21:52

この小説(ノベル)を評価しました:構成いい

(二章まで)

文体が良いですね、読みやすいです。
そしてこの段階でのつかみも良く、続きを読む気にさせますね、
現に僕はこれからどうなるのか気になります(笑

Techthrone

'10年2月16日 19:46

コメント有り難うございます!!!!
掴みが良い→嬉しいです
続きを読む気にさせる→やったー
ですw
今後も頑張っていきたいので是非続きを楽しみにしていてください!
では

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