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イシューズ。 (完結作品)

作:Me,■i■o / カテゴリ:ノンフィクション / 投稿日:'10年4月18日 23:56
ページ数:15ページ / 表示回数:回 / 総合評価:1 / コメント:3件

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潰れたランドセル



 ※※は*の代わりに家事を率先して行うようになった。*はついに基本的な家事さえも実行してはいなかった。家の中には無意味物質が散らばり、とても他人を招きいれられる状況ではなかった。


 その頃の私は学校でよくいじめられていた。ある日はランドセルの中の物を一つ一つ目の前で廊下に投げられ、ある日はランドセルがトイレに隠され、いつの日も無視されていた。
ある友人によれば「存在が薄いから気付かない」そうだった。

 私は話しかけて反応のある者、私が話しかけやすい暗い者に対しての取り付くしまを探すことに必死だった。
 流行のシール帳を彼女らに献上し、そうすることでなんとか他人と接することのできる場所を作り上げた。
 他人に好意を持ってもらえるための「贈り物」を考えることが私の日々の宿題であった。



 *は相変わらず夜になると嬉しそうに翼をはためかせ性に溺れていた。
 いつしか耐えきれなくなった私は「うるさいです」といいつつ、上半身を起こし注意したが、*の翼はその翌日もみだらにうごめいていた。



 私日常といえば、必死の奉公もあってか、私を無視する者は徐々に減っていった。 それともただ単に友人たちが無視に飽きたのかもしれないが、どちらにしろそれは精神的苦痛からの解放であった。



 そうして近隣中学校に私は進学した。

※この小説(ノベル)"イシューズ。"の著作権はMe,■i■oさんに属します。

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この小説(ノベル)へのコメント (3件)

'10年4月22日 17:52

この小説(ノベル)を評価しました:好感触

評価します。

なんか上から目線でスンマセンw

'10年4月27日 19:40

 正直、作者様にとっては上ので十分なのではないかと、今でも思ってます。

 が、やっぱりあまりにえらそう(笑)なので、遅くなった上に蛇足ではありますが、ちゃんとした感想も書いておきます。

 こういった話は、得てしてひどく感傷的だったり、偽悪的だったり、虚勢や根拠のない自信に満ち溢れていたりしがちなものですが、この作品にはそういった類の感情の押し付けが一切感じられませんでした。

 熱を帯びたまま冷めた視線で、ただ淡々と回想が語られるのみです。

 だからこそ読者視点と作者視点が効果的に重なり、臭いすら感じさせるほどの追体験を得ることができます。

 それなのに作品世界に捕らえようとする力はなく、最後にはもう話は終わったとでも言わんばかりに一方的に追い出されてしまいます。

 そこで自分の世界に戻ってきてはっと画面を見返した時、感じることは人それぞれ。

 自分の今の境遇、過去と照らし合わせて、同じだと思った人は自分は一人じゃないと勇気付けられることでしょう。

 幸せな話だと思った人は自分の半生を嘆くかもしれないし、不幸だと思った人は今日と明日を生きる活力を得るかもしれない。

 そんな読み手の心を写す鏡――今必要としている全てがあり、実質何もない話なのだと思います。

 そして私の場合、はじめ読み終えた時、この話をとても綺麗だと感じました。

 人間がなのか、その生き方がなのか、完成したお話としてなのかわかりませんが、前述の理屈からすると。無意識的にでも今の自分がどこか汚れてしまったと感じているのかもしれません。

 もしこれを狙って書いたのなら相当すごい力量だと思いますが、どうなのでしょう。

 本当にそうだったら立ち直れなくなりそうなので偶然だと思い込んでおきますが(笑。

 この辺が汚れてるといえるのかもしれませんけど(笑。

 あと、誰にでもおすすめできますが、やっぱり悩み多き若人にこそ読んでみてほしいとは思いました。

 しかし、惜しむらくは年齢制限があること(笑。

 非常に良いものを読ませていただきました。

 ありがとうございました。

Me,■i■o

'10年4月28日 00:48

 このコメントを東京から帰る新幹線で読んでいて、思わず泣いてしまいました笑
とても温かな批評をありがとうございます。

 年齢制限は、まあネットの18禁なんてあってないようなもんですしね!笑
 何を狙って書いたかは秘密です笑

 いやはや、評価だけではなくこれほどに長文の批評をいただけたことたいへんうれしく思います。正直もっと批判的な批評がくることを予想していたので、想定外の喜びでした。

 わざわざ批評書いてくださり、本当にありがとうございました。

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