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遼来来!! (完結作品)

作:日本の張遼 / カテゴリ:歴史/時代 / 投稿日:'09年11月29日 18:43
ページ数:62ページ / 表示回数:41460回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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やはり歴史には逆らえない?

222年、この年、歴史上では張遼が死んだことになっている。それを知っている王琴は自分に運命を感じた。その歴史の通りに張遼の病は日に日に重さを増している。私は結局何も救えなかったのか。張遼の傷も戦にも行けないほどにまで悪化してしまっている。腰に刺さった矢の毒を取り除いたのに、喀血が止まらなくなった。名医の手を通しても治らない病は何なのだろう。きっと彼の心の中にも原因があるのだろう。
病に侵されながらも毎日決まった時間に布団から出てきて、彼女の肩に泣きすがった。
「やはり私は死にたくない。貴方がまだこんなにも若いのにどうして私が先に死ねようか。大好きな者が今こんなにも傍にいるのに私の男性はもう反応しない。どうしたことだろう。王琴、最後、この死に際にある私の男性を愛撫してくれないか?」
王琴はそっと彼の着物をはいだ。彼女は彼の全身すべてを覚えるように見つめ、手でこすった。舌でもなめた。彼にこびりついた汗や垢だけではなく治らない傷、力が統制できず出かかった汚物…張遼に属する何もかも全部を愛した。体を洗ってあげるようにくまなくなめた。張遼のなまめかしい声が部屋中にこだました。嘘をついたのか彼の男性が最後の力を振り絞って起き上がり、彼女の顔に雨を降らせた。
「ありがとう、久しぶりに泣いた。やはり貴公は私には優しい。この傷だらけの私をこんなにいたわってくださるとは。」
自分がすがっている王琴に手を握られ見守られながら、ゆっくり目を閉じた。
「…張遼、どうしちゃったの?もう寝ちゃったの?病気はもういいの?」
「……。」
「張遼?どうしたの、手が冷たいよ?」
「……。」
「ねえ何か言ってよ!いつか一緒に日本にくるって言ったでしょう?」
体を揺らしたが彼に反応はない。張遼は222年が終わるころ、歴史の記録の通りにその息を引き取った。
張虎は訃報を聞いて家に駆け戻っていた。もちろん主君なども来ている。
「夫である張遼が死んだ…」
「父さんが?」
「私も本当のことを言うわ、張虎、泣かないでね。私は山崎絵美って言う未来から来た女なの。確かにあなたの母だけど私はしちゃいけない恋をして、貴方が生まれたの。」
「何言ってるの?未来人でもここの人でも僕の御母さんに変わりないよ。大好きだった。未来に帰っても僕や僕の父さんのことを覚えていてね。遠い時代に行っても僕らは親子だからね。…おかあさんっ!」
張虎は彼女に抱きついた。懐で泣いた。
「こんな男が情けないね、ごめん。勇者の息子なの…に…ね…。うっ…」
張虎は泣きながら母の手を離した。
「きっと、また、会えるからね。また会えるから。泣かないでよ。張遼もそうだけど、楽進さん、曹操様、みんな大好き。みんないい人だよ、帰ってそう伝えるよ。」
「本当?」
「本当だよ。きっと、会えるって心で思っていて。」
その時王琴の傍に仙人が現れてまじないをかけると、王琴は元の大学生の姿に戻っていた。体も若返った。
「じゃあね、もう時間だから。もういくから。こんな姿でもい王琴はいたって思っててね!!」
曹操たちに見えるように手を振った。

※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。

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