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遼来来!! (完結作品)

作:日本の張遼 / カテゴリ:歴史/時代 / 投稿日:'09年11月29日 18:43
ページ数:62ページ / 表示回数:41460回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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友の存在

楽進はかつて自分に敵対してきた男に一瞬腰を抜かしたが張遼の友人と聞いて安心した。
「董卓は生きていないが、関羽はちゃんと生き返ったそうだ。」
張遼は本当にうれしくなった。まさか友だけがここにいてくれるとは。一瞬友情と恋のどちらが大事なのかわからなくなるところだった。
「またあの時みたいに話をたくさんしたい。くだらない話をたくさんしたい。今度はお前を敵国には戻したくはない。劉備はもう死んだ。張飛もこの世にはいない。王琴が私の願いを聞いてよみがえらせてくれたのだ。」
「ありがたく思う王琴。この死にぞこないの私に、もう一度新たな世界で生きる権利をくれたのか。」
関羽は赤い顔をさらに赤くして王琴の小さい手を握って感謝した。
「そうです。張遼殿の心の友達であるあなたはまだ死ぬに値しません。」
「恐れ多いこと。まさかあなたの力がそこまであるとは思わなかった。王琴…いや王琴殿、誠に感謝している。私はあなたが文遠と結婚したことを聞いたぞ。私は貴方が文遠を永遠に照らす太陽であってほしいと思う。わが友である文遠を長く永遠に導く道であってほしいと思う。故に私は王琴殿に感謝している。貴方がいなくなれば今度は私があいつを守る。」
「いえ、それはいけません。関羽殿は、無理が過ぎるので私なしにはうまくいきませんよ。」
その感謝を軽くすかすように顔を左右に振りながら王琴が言うと関羽が口答えした。
「ふっ、何をぬかしている。お前の夫と私、どっちが猪突猛進なのだ?それともお前だけが猪突猛進なのか?」
怒り気味になって鼻息を荒くする関羽。どうどうといいながらそれを丸く収めようとする張遼。
「雲長、それはみんなです。私も王琴殿も楽進も皆一時で猪突猛進ですぞ。」
楽進は自分の鼻を指さして首をかしげた。
「まあともかく張遼殿も関羽殿も、友達であることに変わりないのだからけんかは無しですぞ。」
楽進がほほ笑みながら王琴の背を肘で突いた。彼女は勢い余って関羽の唇にぶつかる。
「す、すみません…」
関羽の顔がさらに赤くなった。

皆が笑いあう家の窓の外では、太陽がいつものようにさんさんと光をそそいでいた。

※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。

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