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「誤解…?張将軍、俺にはよくわからん…。」
楽進はため息まじりに言った。
「そうだ、お前の祖先が倭にいたとも思わず、そんな汚い言葉を並べたが俺を許してくれ。この通りだ。」
張遼がバッと身を下げた。楽進があわてて彼の肩を持った。
「将軍…悪いのは俺だ。だって俺は…将軍の奥さんを犯した…。」
「いや、無知なのは俺だ…。ほとんど異郷で生まれた俺に倭の知識などはないのに、この子の虜になった…。好きになっていいのはお前と思っていた…。なのに俺は…。くっ…」
涙もろい張遼がまた泣いた。楽進は彼のこの癖をどうにかしてでもなおしたかった。楽進が王琴に一つのことを提案した。
「俺たちがお前に従うから倭へ行かないか?」
「倭へ?」
「そうだ。将軍と将軍の奥さんとで倭に行くのだ。王琴殿はどう思われる?」
「楽進の提案は素晴らしいと思う。でも…楽進や張将軍たちには日本語がわかりっこないでしょう?問題はそこなの。中国語でも古語がわかる人はまれ。…どうしたら?」
王琴は少々うつむき加減に悩む。
「張遼がきっといいようにするさ。彼はお前のこと全部知っているんだからさ。」
「本当?張将軍が何とかしてくださるの?」
へっくし!!
噂をされたのか張遼のくしゃみがどこかで聞こえた。
――誰か私を噂したな?まさか王琴か?
兵の訓練を終わらせて張遼が楽進に話した。
「頼むから私にすべてを任さないで下され。そんなことでは諸葛亮の二の舞になってしまう…。」
「すべて話を聞いたのか。王琴は未来から来たと知っていたのか将軍?」
「ああ、悪いが傍聴した。未来から飛ばされた王琴は私が生まれたころには傍にいた。何が原因で未来の人が三国時代、即ち我々の時代に飛んでこれたのだろうか。」
「楽進、張遼。あの未来から来た王琴は張遼の尊敬者と聞いた。」
その声の驚く張遼。声の主は一体…。
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