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翌朝、二人が起きてみるととんでもないことになっていた。王琴はあわてて服を着直したが楽進は何も身につけていない時に非常事態は起きた。一つの人影が見える。誰かと思って王琴が戸をあけると張遼がこぶしを握って部屋の前に立っていた。戸が開くと同時に楽進に向かって突進した。
「楽進…お前…お前にはわかってしまったのか?俺の…いや、私の…妻であり参謀であるとわかってのことか?」
楽進は口を紡いでしまった。張遼にそんな言い方されたことなど一度もないからだ。
「だが…」
「だが、がなんだ楽進。」
「同じ魏の軍ですから許してくださるだろうと…」
「あぁ?同じ軍?同じ軍だが度が過ぎているぞ!俺の愛する人と知ってそんなことしたのか?ならば何だそのやつれたような顔は!!まさか彼女の…彼女の中には出してないだろうな!?おい、答えるんだ楽進!」
「お前のここが悪いのか?えっ!」
「ぐあっ?!」
楽進は張遼におのれの股を殴られて気を失った。
「おい、答えろ、答えるまで殴るぞ!」
バシッ、バシッ…張遼の容赦ない蹴りが楽進の股ぐらに何度も当たっている。
張遼が手を上げ、頭を殴ろうとしたとき誰かがそれを止めた。
「・・・」
依然として楽進は気を失っている。もしかしたら股を殴ったからなのかもしれない。張遼は楽進に恨まれないか心配になった。
「やめて!もうやめて…ぶん…えん。私は彼の…精は飲み込みました。身ごもるのが怖いのでそうしました。はぁはぁ、だから、もう…なぐ…」
バタッ
「おっ、おい、王琴?」
王琴は張遼の腕をつかむのに疲れ、彼の膝を枕に倒れこんでしまった。
「おい、王琴、王琴…」
張遼は何度か彼女の顔をたたいた。
「楽進も楽進だ!私の妻と寝るなんて!ふん!李典ならそんなことはしないぞ!私の妻でなけりゃお前は宦官になっていたぞ!お前と王琴を合わせると彼女の貞操が不安だ。今度やったら本当に容赦ないぞ。今回はお前ならへまを犯すまいと思ったがお前の何がいけなかった?」
「宝を失わなくってよかったな楽進。…ん?」
張遼は楽進の顔を見た後、自分の短い顎髭を撫でながらハッとした。
※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。
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