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赤壁の戦いは張遼軍の機転によって曹操軍が勝利した。李典(りてん)、楽進(がくしん)というもともと曹操軍にいたが、直属の将軍のいない二人が張遼のもとで働きたいと言ってきた。張遼は一瞬断ろうと思った。しかし参謀一人(すなわち王遼。もともと女だから武力はない)のことを考えるとどうしても断れなかった。
「貴公らはどちらも猛将と聞いている。李典は文武両道らしいな。分かった。私のもとで働きなさい。楽進は参謀の王遼の守備を頼んだぞ。この方は頭が冴えるが、武力が全くない。」
楽進が首を横に振ると張遼が困った顔になった。
「私が思うには、李典様のほうが王遼の守備に向いているかと。」
「なぜだ楽進。」
張遼は眉をゆがめた。李典は自分の顔を指さして首を傾けた。何か言いたかったが、張遼に妨げられてしまった。
「彼は文武両道で、同じ猛将でも私よりかは参謀の方にはちょうどいい話相手になると思いまして…。」
「どうかな李典…?」
「了解です。張遼様がそういうならば従います。」
「それか、王遼が気に入ったほうを選んでもらおう。手始めに自己紹介をせよ。」
二人は礼をして、右にいるほうから話をすることに決めた。まずは張遼を小さく縮めたような男が名乗った。
「私は楽進。字が文謙。よければ私を文謙と呼べ。俺は…口が堅いのが特徴だ。」
「ぶ…文謙様…。了解です…。」
反応はいま一層に見えるが顔はしっかりと彼の目をとらえていた。
次は精悍な顔立ちで張遼と同じくらい背の高い男が名乗った。
「私は李典。字は曼成(まんせい)。難しいことは考えず私と一緒に学問の話でもしましょう。」
「まんせい・・・難しいお名前ですな。」
結局王遼は難しい名前の李典をとらずさいしょ守備になることを否定した楽進をとった。
※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。
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