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娘の話を全く聞かなかった事と言い、表情がどこか不自然だった事と言い、いつもと違う母親のその雰囲気にいつきは疑念を抱かざるを得なかった。
「あからさまに怪しい……」
「とにかく!おやつ食べたら課題進めよ?ほら、私も協力するからさ」
彼女が母親を訝しむ中、雪乃は話を進めようと強引に切り出した。折角友達といるのにその時間を苦手な勉強に費やすのに抵抗があったいつきは、少しでも楽をしようと、かなり課題を進めているっぽい彼女に懇願する。
「じゃあ写させてよぉ~」
「自力で解いてください!」
そんな彼女の切実な願いを雪乃は一言でピシャリと断った。このやり取りを物見遊山で眺めていたヴェルノは、楽しそうににやりと口角を上げる。
「頑張ってねぇ~」
「くぅ~。いいね、べるのは宿題がなくて」
自分が苦しんでいるのに無関係を決め込んでいるこの居候の態度に気を悪くしたいつきは、おやつのお菓子を食べながら憎まれ口を叩いた。それを聞いたヴェルノはしゃらりとテーブルの上にしなやかに飛び乗ると、真顔でいつきの顔を見上げる。
「一応言っとくけど、僕は魔界じゃ飛び級で大学も卒業してるからね?」
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