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きっと鬼にもその言葉が届いたと言う事なのだろう。
気が付けば辺りはすっかり暗くなってしまっていた。いつき達もそろそろ帰らねばならない頃合いだ。時間を気にし始めた彼女を見て、小天狗は優しく声をかける。
「もうすぐ花火が上がります。それが終わったらまた家までお送りしますね」
「嘘?花火まで上がっちゃうの?それでも人間にはバレないんだ?」
「ええ、天狗山の結界はこの程度ではびくともしません」
「流石、すごいね」
天狗山の結界の効果をドヤ顔で話す小天狗にいつきは感心する。そうこうしている内に一発目の花火が上がり、破裂音と共に空に大輪の花を咲かせた。
「たーまやー!」
「たまや?」
花火が上がった途端に突然彼女が叫び始めた為、ヴェルノは混乱する。いつきは花火を見やすいよう彼を自分の肩に乗せると言葉の意味を説明した。
「花火が上がったらそう言うんだよ。お約束なの」
「へー」
異世界生物が花火のお約束を理解した頃、花火はどんどん上がり続け、上空では百花繚乱の見事さになっていた。
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