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「それでは第871回天狗山妖怪祭りを始めますじゃよ!」
彼女が言いかけた所で長がお祭りの開始を宣言する。その言葉を耳に入れたいつきはもう気持ちがお祭り一色に支配された。お祭りを楽しみにしていた妖怪達が山道にどっと集まっていく。その賑やかさは人間の祭りの風景と見間違う程だ。山道の向こうにはお宮があって山の麓には屋台が並んでいる。
いつきは目をキラキラと輝かせ、この初めて見る妖怪のお祭りに興奮する。
「おお~、始まったね」
「ご、誤魔化すんじゃないだべ、続きを聞かせるべ!」
一方で答えがお預けになってしまったヨウは彼女の心変わりに憤慨する。いつきはそんな彼の言葉を右から左に流して屋台の列に混じっていった。
「私、お祭り楽しみたいから。この話はまた後でね」
「そんな~蛇の生殺しだべぇ~」
彼女に置いて行かれたヨウは肩を落として落胆する。気がつくと周りにたくさんいたはずの妖怪達もお祭りの列に参加して、その場は彼ひとりとなってしまっていた。
「べるの~賑やかだねえ」
「こんなに派手にやらかして人間達は気付かないものなのかな?」
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