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小説(ノベル)

Brave Blade (執筆中)

作:ヒイロ / カテゴリ:ファンタジー / 投稿日:'15年11月22日 14:18
ページ数:10ページ / 表示回数:回 / 総合評価:1 / コメント:2件

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綺麗な歌声

ザアアッ。
今まで辺りに満ち満ちていた強い瘴気が一気に消えていくのを感じた。それはまるで暗室のカーテンを全て開け放し、窓からまばゆい光が差し込んできたかのようで、瘴気は光に追いやられた闇のごとく一瞬にしてその存在を消していった。

これは――――、歌?

人だかりの方から綺麗な歌声が聴こえた。
ユウは人に見られないようにすかさずナイフを元のホルダーに納め、歌の聴こえる方へ近づいていった。
人だかりは一人の女性を囲むようにできていて、その中心で彼女はアコースティックギターを演奏しながら歌を歌っていた。路上パフォーマンスというやつだ。どうやら人が集まっていたのは呪具の影響ではないようだった。
歌を歌っていたのは、長い髪を後ろで一つにまとめ、赤いフレームの眼鏡をかけた、背の小さな女性だった。顔立ちは幼く、歳はユウと同じくらいに見える。
よく見ると、彼女の周りで白く光る小さな鳥が二匹、三匹と周りをくるくるまわるように飛んでいる。しかしあれは鳥ではないとすぐに分かった。あれは精霊だ。こんな街中で精霊をみることになるとは驚きだった。なにせ精霊は瘴気の強い場所を好まない。
ああ――そうか、歌だ。
瘴気を浄化する言霊の力。彼女はその力の持ち主なのだ。話で聞いたことはあったが実際に見るのはユウも初めてだった。本人もきっと無自覚で、自分にまさかそんな力があるとは思いもすらしていないのだろう。効力にもまだムラがあるが精霊を引き寄せるほどのものだ。瘴気が一瞬にして消えていくのは納得できた。
しかし同時に重大なことにユウは気が付いた。
瘴気が消えてしまっては、瘴気を頼りに呪具を探せないのだ。たとえ近くに呪具があってもこれでは分からない。
こうなったら彼女が曲を歌い終わって一段落したときに探すしかない。
ユウは人だかりから離れ、路上ライブの全体を見れる位置に移動した。おそらくあのあたりに呪具を持っている者がいるに違いない。彼女の歌に魅入っているのかどうかは知らないが、その場にずっと居てくれるなら好都合だ。絶対に突き止めてやる。

それにしても――なんだ、この胸騒ぎは。

《呪われし符に願いを書き、自らの想いを遂げよ》

不意に感じた禍々しい気の流れ。
針を刺すような痛みに近い感覚。
間違いない。これは―――、

呪具の気配だ!!!

※この小説(ノベル)"Brave Blade"の著作権はヒイロさんに属します。

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この小説(ノベル)へのコメント (2件)

なし

'16年2月8日 23:16

この小説(ノベル)を評価しました:好感触

瘴気とは何と読むのですか?

魔法についての解釈が他とは違っていて
それに対する説明も十分にされていて
読んでいて違和感が全く無かったです。

情景も適度に書き込まれていて浮かび易く
楽しく読むことが出来ました!
本屋さんで買って読むのと変わらないので
スゴイ文章力で驚きです。

ヒイロ

'16年2月9日 00:06

GENTOKUさん、ありがとうございます。

瘴気は「しょうき」と読みます。

いえいえとんでもないです汗
まだまだお話は続きますので、よければ最後までお付き合いくださいませ^^

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