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遼来来!! (完結作品)

作:日本の張遼 / カテゴリ:歴史/時代 / 投稿日:'09年11月29日 18:43
ページ数:62ページ / 表示回数:41460回 / 総合評価:0 / コメント:0件

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生か死か

もう遅かった。下邳が包囲された。大軍を率いる曹操が呂布の住む城を包囲し、洪水によって敗北した呂布の部下の張遼も縄目の屈辱を味わった。
「助けてくれぇ!」
そこらじゅうから兵士の泣きわめく声が聞こえる。もはやこれまでなのだろうか。若くして自分は死ぬのだろうか。
張遼はひっ立てられる時に何度も後ろを振り返る。ハッとして周りを見る。一瞬頭によぎったある女性のことを心配した。そう、王琴の存在だ。彼女はとらえられていないのだろうか。無事ならばいいが。

心配するには及ばなかった。三日のちには西の堤防が壊れる前に兵士が彼女を逃がしたことがわかった。
張遼は思うこともなかった。呂布が殺される前に曹操のもとに連行された。
「おお、張遼よ…かわいそうに、お前もこんな姿になってしまわれたか。私はてっきり壮絶な死を遂げたと思っていたよ。」
関羽が友人の張遼を見てそういう。
曹操は張遼に声をかける。呂布は参謀が引き立てられているとき曹操がいなくなったから命乞いをした。だが曹操が戻ってきたとき劉備が言う。
「こうしてこいつ(呂布)は命乞いをしているのですが主君を二度も殺しています。」
「何を言う、この匹夫が!死ぬことが怖いのか!?」
張遼も苦々しげに呂布を罵った。斧を持った男たちに囲まれる張遼。
曹操は刀がけがれるのを恐れ首を絞めてから切れと命じた。
「おお、お前が張遼か、さてどこかで会ったような…。」
「覚えていませんか、あの濮陽(ぼくよう)で出会ったこと…。あのときはおしいことをした。」
「何がおしいのか?」
「あのときは火計をしたが火力が弱くて、この国賊を焼き殺せなかったことが悔しい。」
曹操が怒った。剣を抜いてこっちに走ってくる。恐れもしないで首を曹操にさらしだす。張遼は死ぬのか生きるのか!?

※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。

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