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父を失ったせいか18歳になる張遼は幾分か強くなっていた。後に出てくるチンギスハンのような遊牧民に似た男になった。彼とは違って仕えることはうまいのだが。上司として引き立てられてもはずかしいと思うのが張遼の魅力だ。
「母さん。俺、県令やってたけど、兵士として何進(かしん)に仕えることになったよ。」
母はほほえましそうに張遼の肩を抱く。
「遼!やったじゃない!これでこそ男よ。死んで戻ってきても私は泣かないからね!さあいってらっしゃい。あ、そう、あなたのことを尊敬してやまないこの子を連れて行きなさい。王琴さんよ。気象学という学問を心得ている子よ!」
「了解。じゃあこの琴さんと一緒に行くよ。」
何時間もしないうちに私たち一行は宮殿に着いた。馬から降りた張遼は皆が話している言葉の違いに一瞬耳を疑った。
中国…いや、中原はこんなにも広いものなのか。
将来自分が曹操に仕えることを知らない張遼は、まっすぐ何進の前に走って行った。最初仕えていたその何進も、張遼が兵の募集をしに行っていた時宦官に殺されてしまった。純粋な青年だった張遼は呂布の直属の家臣となりそのまま董卓に仕えることとなった。
その時の武名はいたって平凡であった。
曹操(そうそう)…いずれ呂布のもとにいた張遼を収容して自分の武将にする。
※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。
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