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「…と、言うことは貴女が張遼様の母?」
女性はほほ笑んでうなずいた。
「ここで一緒に暮させていただけませんか?なんでもお手伝いしますから。」
「そういえばあなた中国名はあったかしら?」
「いえ」
「じゃあ、王琴という名前はどうかしら?」
「立派な名前…ありがたく頂きました。」
張遼が生まれたころに来てしまった。このころの彼は弱く頼りない。
山崎は彼の母親を手伝いながら彼の生い立ちを見ることになった。
「この地ははるかに遠い…(遼遠)遼、この名をつけたからには遠を字(あざな)に使わねばならないわ。」
20歳になってもらう字、文遠(ぶんえん)…遼という名前と意味と同じだったのか。
気がつけば、頼りなさそうな小さき英雄・張遼は自分で速く走ることを身につけていた。5歳になれば馬にも乗れてしまう。逆に山崎が頼りなく見えてくる。徐々に情けないなと思えてくる。現代人は何でも恵まれすぎだ。子育てはやはり彼の時代のほうがやりやすかったのであろう。
「遼、琴、ごはんですよ。」
張遼にはもう一人兄がいたが、戦争に駆り出されてしまった。ゆえにもう4年も顔を合わせていない。父親は張遼が7歳のころにしんでしまった。
※この小説(ノベル)"遼来来!!"の著作権は日本の張遼さんに属します。
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