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結局、夕緋の事を由希先輩たちに話すことは出来ないまま日は明け。
風邪で休んだ1日が終わりを告げた。
そして、今現在、9月9日、⑨の日。
登下校、学園の校門前で、何かと俺には近づきがたい空気と化していた。
目の前では、初対面の筈の由希先輩と夕緋がにらみ合っている。
それを、何事かと野次馬たちが集まってきている始末。
それの中に宥まで駆けつけてきて、俺と宥、洸の3人でその仁義なき戦い?みたいなものをボーっと眺めている状態だった。
「だから・・・あなたは何?そこの馬鹿とどういう間柄?」
「俺はこいつの主人だ!」
「主人って・・・、ねぇ、少し見ない間に・・・」
「勘違いをするな、先輩後輩で営業仲間だ」
「そっちこそなんなんだよ、初めて会ったはずなのに俺の奴隷にくどくどと悪口言いやがって!」
「私はただ、本当の事を言ったまでの事よ!」
そう言いながらにらみ合ってる2人を尻目に、宥が聞いてくる。
「お前・・・なんて言われたんだ?」
「・・・私はあんたの事はまだ大嫌いだからねっ!・・・て」
「・・過去に何か?」
「時期、話すよ」
「あいあいさー」
「ふぅ・・・また増えたか」
そう、意味深そうにためいきをはきながら言う洸。
うん、騒がしい人数が増えたね。
『ったく・・・次から次へと俺と準也の作り上げたい絆の邪魔を』
そうな事を実は考えていた洸。
「・・・宥、洸、教室行くぞ、そのうち収まるだろ」
そう2人に言ってから、人ごみを出て、教室まで歩いていった。
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「と、言うことで、夏休み明けてからの2人目の転校生だ、何故か2人ともうちのクラスなんだが・・・誰か理由知っている奴居ないか?」
そう、冗談で先生が生徒たちに聞く。
少しだけ忍び笑いがもれる中、先生が転校生は入ってくるように、と告げている。
俺と洸、宥くらいだろ、誰かが分かっているのは。
そして、教室の扉から入ってきた少女が、先生の前に立ち、生徒たちのほうを向く。
生徒たち(主に男子)は驚いたような顔をして、そのまま歓喜の表情を出す。分かりやすい男子ばかりだな、おい。
女子でも可愛いー、とかの言葉が飛び交っている。
まぁ、大抵お嬢様とかは容姿が良いのはお約束だもんな。
「それじゃぁ、軽く自己紹介を」
「・・・森ノ宮夕緋です」
そう、短く名前だけを言う夕緋、その沈んだ空気をどうにかしよう!って感じで宥が質問をする。
「趣味は何ですか!」
「音楽鑑賞、携帯ゲーム機やゲーム全般」
「森ノ宮、と言うとやっぱりの森ノ宮グループの奴ですか?」
「そう、そこの長女」
おぉ!。と、生徒たちがざわめく。まぁ、お嬢様って言う中でなかなりの有名企業だからな、驚かれるのも無理が無い。
そんな風に宥の質問は時期に終わり、他に質問もない様なので、と言うことであいている席、と言いつつ俺の列は違うものの隣のようなもんだ。
やっぱり、何か睨んでた気がする。やっぱりまだ憎いんだろうなぁ、あの時はああいってたものの。
俺は欠伸を漏らし、まだ続く朝のHRを寝て過ごすことにした。
実は1時現目までの休み時間に夕緋に叩き起こされ、書く物と消しゴムをよこせ、と言ってきて、俺の祝福の時間は短い時間で終わったしまった。
しかも周りの男子からはほほえましい殺気が送られてくる。俺は悪いことしていないはず。うん。
授業は今から2時間は体育。
やはりテニス。
流石無駄にテニスコートの多いこの学園。
この俺、宥はコートの中で激闘を繰り広げている2人の試合の審判をしていた。
今回も、他の連中とは桁外れなラリーを洸と準也が繰り広げていた。
と、思っていたんだが・・・。
風邪で本調子ではないのか、7ゲームマッチで行い、4-1で、洸の勝ちとなっていた。
いつもは4-3とか、悪くても4-2とかで、良い勝負を繰り広げていたんだがなぁ。
俺?俺は運動は専門外、俺じゃ清く、正しい変態であると共にオタクでもあるからな。
そう考えている中、洸が心配そうに準也まで寄っていっていた。
「大丈夫か?お前、全然サーブ入って無かったし、ダブルフォルトまであった始末だったし、体、まだ悪いんじゃないのか?」
「逆両方だよ、逆に体を動かしていれば、そのうち直るさ」
タオルで汗を拭きながら言う。
こいつ、流石に体育のときは前髪を横に避け、髪を結んでいるから、余計に顔が良くなる。だからこいつ体育のときは特に女子に人気があるんだよな。ほら、こんな風に。
「あの、有里君、コツ・・・とか教えてくれないかな?」
「ぇ・・・?あぁ、俺なんかよりは洸の方が」
「いやいや、準也で良いんじゃ無いか?俺はお前以外に技術を教えたりはしない」
「教えてくれなんて俺、言った記憶が無いんだが、どうして俺はテニスが上手くなっている」
「運命って奴さ・・・」
「・・・もう良い、じゃぁ、どっかのコート使わせてもらうか」
「ぁ。ありがとうございます」
そう、満足そうコートの方まで行く。
女子軍のコートに俺1人だけ男子が混ざっているため、目立つ。
※この小説(ノベル)"岸峰喫茶南本店―夕緋√―"の著作権は東雲 封さんに属します。
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浅はかなコメントかも知れませんがスミマセン
「」の口調がまさにラノベらしくて
凄いなぁと感心するばかりでした
また、他の小説とリンクさせるとは凄い発想だと思い感心しました
見習いたいところだらけです
ぼくのさくひんもよろです!
では
※ここでは2012年2月8日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。