自作の歌詞・詩(ポエム)・小説(ノベル)等のクリエイティブ系コミュニティサイト

ようこそ ゲスト さん

投稿した小説(ノベル)にコメントがもらえるコミュニティ

小説(ノベル)

花魁アンプリファイア (執筆中)

作:怨-on- / カテゴリ:ライトノベル / 投稿日:'12年11月11日 12:29
ページ数:8ページ / 表示回数:回 / 総合評価:0 / コメント:0件

[広告]

四.雪化粧

この冬、柴乃は振袖新造となった。
齢十五、姉貴分の静流の働きかけで柴乃は立派な振袖新造となった。
もう禿(かむろ)ではない。
そして静流もその働きの成果か「呼出し」から「座敷持」となっていた。

静流も忘八によって見定められ、ここに買われてきた女だった。
その為か柴乃に静流はとても優しかった。
同じ境遇なのである。それは優しくもなろう、と柴乃は思い、そしてもし自分や静流と同じく買われて此処に来る女がいたのであれば同じように慈しみの心で味方になってやろうと思っていた。

静流が座敷持に柴乃が振袖新造になるということは、この二人の元に新しい禿が派遣されるという意味であった。
「神楽や、新しい禿はいつくるのでありんすか ?」
「はて、もうそろそろ到着してもおかしゅうないのだけれど。」
噂をすればなんとやらである。
呼出しの娘、赤羽(あかば)につれられて十歳ほどの娘がつれてこられた。
静流は優しく微笑み聞いた。
「ぬし、名は?」
もじもじと自分の手と手を合わせていた娘は静流のほうをしっかりと見据えて名乗った。
「弥月(みつき)…でありんす」
自分にもこんな頃があったなぁ、と柴乃は中々に感慨深かった。
「わっちは静流じゃ、よろしゅうなぁ」
と静流は挨拶をし、さっと柴乃に視線を向ける。
「あっ、柴乃でありんす、よろしゅう」
柴乃は思った。雪のように白い白い肌をした娘だなぁ、と。
弥月の肌はそれはそれは白い雪化粧のようだった。

忘八の趣味なのだろう。
柴乃の肌も弥月ほど白くはないがとても綺麗で、
静流の肌も白くすんでいた。
柴乃が美人ならば弥月は可愛らしいといったほうがよい顔立ち、
静流の顔立ちはその奥ゆかさと優しさを表すかのようにまさに如来のような美しさがあった。

こと、吉原遊郭の中で上の方たちは下からの圧力を恐れていた。
中でも静流、柴乃、弥月の三人は遊郭の下位の中では一際目立つ存在であった。

-四.雪化粧-完

※この小説(ノベル)"花魁アンプリファイア"の著作権は怨-on-さんに属します。

この小説(ノベル)の評価
評価項目評価数
合計 0
[広告]

この小説(ノベル)のURLとリンクタグ

この小説(ノベル)のURL:
この小説(ノベル)のリンクタグ:

コメントを書く

登録済みのユーザーは ログイン してください。
登録済みでない方は 新規登録 してください。

新規メンバー登録(無料)
第4回みんなのライトノベルコンテスト「しまのわライトノベルコンテスト」
広島で開催!コスプレをはじめとするジャパンカルチャーイベント「コスカレード」
  • 公式サークル みんなの歌詞
  • 公式サークル みんなの詩(ポエム)
  • 公式サークル みんなの小説(ノベル)
  • 公式サークル みんなのイラスト
  • 公式サークル みんなの写真(フォト)

ランキング

※ここでは2018年5月17日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。※同順位者が多すぎる場合はすべてを表示しきれない場合があります。

サポートサイト

J@P