- 2018/9/24
- [お知らせ]
長期停止のお詫びと仮復旧のお知らせ
- 2014/10/22
- [お知らせ]
[追記] サーバーメンテナンスのお知らせ
- 2014/5/25
- [お知らせ]
ランキング復活と負荷軽減のお知らせ
- 2013/7/12
- [お知らせ]
全ての光を消し、全ての音が消えたその世界で、彼はただそこにいた。
何も見えない、何も聞こえない。
それでも、彼女の姿が目の前をちらつき、彼女の声が耳の奥で囁く。
なぜ、殺してしまったんだ。なぜ、なぜ。
僕はただ、自由になりたかっただけなんだ。
一人の世界に戻りたかっただけなんだ。
なぜ、彼女は現れたのだ。なぜ、この世界に来てしまったのだ。
何もわからない。
全ては、夢でしかないのではないか?
闇と沈黙。もはや彼は何もかもの感覚を失っていた。
時間はどれだけ流れたのだろうか。
誰かが、彼女の死体を見つけたのだろうか。
もはやそれさえも、どうでもよくなっていた。
ここは、たぶん天国だ。そうでなければ、地獄だ。
もはや自分が死んでいるのか生きているのか、そんなことさえ無意味だ。
彼はただ、全てを忘れて闇の中にいた。
※この小説(ノベル)"ヒトリノセカイ"の著作権は第1回みんなのライトノベルコンテスト作品さんに属します。
この小説(ノベル)のURL: | |
---|---|
この小説(ノベル)のリンクタグ: |
※ここでは2018年5月17日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。※同順位者が多すぎる場合はすべてを表示しきれない場合があります。