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Mystery of Mysterious Mystery (完結作品)

作:たっぺい / カテゴリ:ショートショート / 投稿日:'11年2月4日 21:17
ページ数:7ページ / 表示回数:回 / 総合評価:1 / コメント:1件

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彼女

「あの、御一緒よろしいですか?」
 不可思議な黄色と橙の部屋を探索中に、賢治の背後から聞こえてきたのは物静かな女性の声。
 振り返った先にはその声の主に相応しい、簡単な言葉で表すならば『美人』である。
 肩まで掛かった髪に慈愛に満ちた瞳。スポットライトのせいで色までははっきり認識出来ないが、おそらく日本人のそれだろう。
 そんな美人が一体なんの用だ?
「……御一緒、と言いますと?」
「あら、貴方はこのような催しは初めてかしら。簡単に説明すれば「一緒に行動してもよろしいでしょうか」という意味です」
 そう言うと彼女はくすりと小笑いした。賢治は恥ずかしくて体中が火照った。スポットライトがなければ頬が朱を通り越した色になったのを彼女に見せるところだっただろう。
 確かに賢治はこのようなパーティーには無縁の人生をおくってきた。今までで一番豪華な、パーティーと呼べるものは会社の忘年会くらいではないだろうか。それを思い出すと賢治の頬の紅潮は最高点まで達した。
「行動を、と言われましても特に何もしていないんですが」
「そんなことないですよ」
「え?」
「だって貴方、さっきから部屋中を歩き回っていたじゃありませんか」
「いや、それは――」
 それは出口を探していたからだ。思い切って言ってみようかと思ったが、やはりやめた。先程からの彼女の様子からすると笑い事にされて終わり。なんの解決にもつながらないだろうと思ったからだ。

※この小説(ノベル)"Mystery of Mysterious Mystery"の著作権はたっぺいさんに属します。

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おもしろい 1
合計 1
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この小説(ノベル)へのコメント (1件)

ウィティ

'11年2月13日 23:09

この小説(ノベル)を評価しました:おもしろい

この度は「雪見の宴」に作品出品いただき、ありがとうございました。
大変有意義な合評が出来ましたことを、改めて御礼申し上げます。
拙いですが御作にコメント申し上げます。

たっぺいさんといえば、明るく元気な正統派青春ライトノベル。ダークでシリアスな作風というのを拝見するのはちょっと初めてです。非常に興味を持って拝読しました。
小道具の使い方がやや手馴れていない気はしましたが、相変わらずの文のスピード感だとか卒のない場面転換だとかには技術を感じます。合評では少し突っ込んだ話も出ましたが、全体の出来に関してはそれも些細なことであると思います。多くのジャンルに手をつけて何が自分に合い、また合わないならば合わないで、その中のどこが武器になるかを探るのもまた一つの合評の利用方法であると思います(と、私も今回自分の二作目でいろいろ自分の特徴や力量を再確認してみました)。
主人公の見た奇妙な夢。現実にその後なんらかの影響が出てくると、ストーリーでは面白くなるかもしれませんね。

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